頁数/仕様
80ページ / 縦:25.7cm 横:18.2cm
初版
2007年2月
在庫
在庫あり

親学アドバイザーの手引き

「親学」の理念や方法論を、できるだけ多くの親・保護者に伝えていくための、ものの見方や考え方、技術を紹介しています。
著者(肩書)
主な著作 『「親学」の教科書』(PHP研究所)
編集等 PHP親学研究会
税込価格 1,760円   (本体価格:1,600円)
対象 子育てに困っている保護者の支援を目指す方
頁数/仕様 80ページ / 縦:25.7cm 横:18.2cm
初版 2007年2月

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親学アドバイザーを目指すみなさんは、それぞれに動機をおもちだと思います。自分の子育ての問題を解決したいという人、仕事に役立てたいという人、周りに困っている人がいるのにどうしたらいいのかわからなくて、そのヒントを学ぼうと考えている人。中には一般教養として親学を学ぶ人もいるでしょう。
もちろんどんな動機であってもかまいません。しかし、親学アドバイザーは親として、子育てやしつけに困っている人々の支援を目指さなければなりません。

親学アドバイザーは、親学推進協会の認定資格とすることが計画されています。「親学講座」や『「親学」の教科書』で学んだ親学を自分の課題だけでなく、他人のために活かすのが親学アドバイザーに与えられた使命です。親学アドバイザーは学校や子育て支援の場で活躍することが求められています。
まず、親学アドバイザーとしての知識や資質を身につけていくときに自覚していただきたいことは、自分が変わり、相手が変わり、地域が変わり、社会が変わる、という一連の流れを促進させる支援者として活動するのが親学アドバイザーだということです。  (「まえがき」より)

【第1章】親学アドバイザーとは
(1)親学アドバイザーの3つの役割
・親学アドバイザーは親学の伝達者
・親学の知識を子どもたちへも伝達
・親学アドバイザーは子育ての援助者

(2)親学アドバイザーの実践
・家庭教育の復権
・地域の教育力の活性化
・学校、幼稚園、保育所での活動

(3)親学理論を学ぼう
・科学としての親学
・発達段階に合わせた学び
・特別援助を必要としているケースについての学び

(4)親学講座と親学アドバイザー
・理論的な領域
・子育ての実践
・コミュニケーションスキル
・親学アドバイザーの養成

【第2章】親学理論の伝達
(1)親学勉強会
・親学勉強会を開催しよう
・親学勉強会とはなにか
・「親が変わること」(主体変容)を目指す親学勉強会
・親学勉強会はどんな場所で

(2)親学勉強会のすすめ方
・講演会ではない親学勉強会
・親学勉強会のすすめ方の例

(3)親学勉強会をすすめていくうえでの注意事項
・自分の考えを押しつけすぎない、参加者のやりたい放題にさせない
・肯定的な雰囲気とユーモア
・相手の気持ちを理解するように努めること
・参加者一人ひとりを大切にすると同時に、親学勉強会全体にも気を配ること
・親学勉強会を進行するうえでの問題への対処法

【第3章】親学勉強会に活かす「コミュニケーションスキル」
(1)「コミュニケーションスキル」とは

(2)コミュニケーションスキルを習得するメリット
・円滑な親学勉強会の運営
・参加者の学習レベルの向上

(3)親学アドバイザーに求められるスキル
・参加者の緊張をほぐす「アイスブレイク」
・参加者と同じように話す「ペーシングスキル」
・質問のスキル
・参加者とともに親学勉強会を振り返る

(4)親学勉強会を運営する人の心得10カ条

【資料編】
(1)子育てを支援する体制と親学
・子育て支援と親学
・親学の拠点として期待される学校・幼稚園・保育所

(2)海外・国内における親の学習プログラム
・妊娠中や乳児期における母性の確立のためのプログラム
・母乳育児の推進プログラム
・就学期前における親の学習プログラム
・日本の地方自治体で推進されている親の学習プログラム

(3)家庭教育関連 統計・データ

(4)親学アドバイザーのための参考図書