諏訪に、由布姫、湖衣姫を訪ねて
2月号(1月6日発売)の総力特集「山本勘助と武田信玄」の取材のため、
カメラマンの方と長野と山梨に行ってきました。
7時ちょうどの(スーパー)あずさ1号で、私は私は新宿から旅立ちます♪
ということで、まずは諏訪御料人ゆかりの諏訪に向かいました。
諏訪御料人とは、井上靖著の『風林火山』では由布姫、
新田次郎著の『武田信玄』では湖衣姫と称されている女性。
彼女は自分の一族を攻め滅ぼした信玄の側室になるという皮肉な運命を背負わされ、
後に武田家の跡を継ぐ勝頼を産み、25歳の若さで亡くなってしまう人物です。
展望台から諏訪湖の全景を見た後、諏訪御料人が過ごしたといわれる小坂観音院へ。
そこには、本堂の横手にひっそりと彼女の供養塔がありました。
少し小高い場所にある観音院からは、諏訪湖もよく見渡せます。
ある逸話によれば、武田信玄は「自らの遺体を諏訪湖に葬ってくれ」と遺言し、
その言葉通り、この小坂観音院沖の諏訪湖に葬られたということ。
実際は信玄は山梨の恵林寺に葬られているのでしょうが、
諏訪御料人ゆかりの場所の近くで眠っていると考えるのも何だか感慨深いですね。
なお、知っている人も多いかもしれませんが、
井上靖さんが諏訪御料人を「由布姫」と命名したのは、
『風林火山』を、大分の由布院で執筆していたから、らしいですね。
「湖衣姫」はやはり諏訪湖をイメージしているのでしょう。
あなたは「由布姫」「湖衣姫」、どちらの名前が好みですか。(横)