映画「TOKKO -特攻-」を観る
日高恒太朗先生に教えられ、映画「TOKKO -特攻-」を観にいきました。
日高先生は、「不時着」(新人物往来社/文春文庫)の著者として、
このドキュメンタリー映画に出演しているのです。
(映画のパンフレットには、「不時着」の紹介として、「これは一般に
流布された特攻隊のイメージの背後にある隠された真実を浮かび上がらせた
最初の作品として評価されている」とあった)
映画「TOKKO -特攻-」は、日系二世アメリカ人監督リサ・モリモト氏の視点から、
特攻隊員たちの真実に迫るドキュメンタリー映画の手法をとっていました。
監督の叔父は、戦時中に特攻隊員として訓練を受けたが、
戦後、それを誰に語ることなく世を去りました。
このことに対する「衝撃」が、監督が作品を撮ろうとする出発点になったそうです。
映画では当時の数々の貴重な映像が流され、特に驚いたのは、
特攻長官と称されることもある大西瀧治郎が、
特攻隊員の前で天皇のおほめの言葉を伝えているシーンでした。
大西の声は非常にうわずっているように聞こえましたが、
よくこのようなフィルムが残っていたものだと思いました。
映画ではかつての特攻隊員たち何人かにインタビューし、
それぞれ貴重なコメントを引き出すことに成功しています。
できれば、前後を編集することなく全部聞きたかっのですが、
それは手法上、仕方がないでしょう。
いずれにせよ、一見の価値ありのドキュメンタリー映画です。
映画「TOKKO -特攻-」公式サイト
http://www.cqn.co.jp/tokko/
(永)