大坂の陣の史跡・高塚地蔵
10月6日発売の「歴史街道・11月号」の
総力特集「真田幸村と後藤又兵衛」にあわせて、
今回は大阪周辺の大坂の陣関連の史跡をいくつか
探訪してきました。
大坂城からは距離がある史跡も多く、
超がつく方向音痴の私は、「聞き込み」を駆使して
やっと現地に辿り着く事もしばしば。
「高塚地蔵」もどうしても見つからず、何度か
「聞き込み」を繰り返して発見することができました。
(八尾市泉1丁目。行かれる方は、八尾北高校を目印にされるといいと思います)
このお地蔵さんの伝承は、
夏の陣の八尾の戦いで、長宗我部盛親隊の先鋒・吉田内匠が
藤堂高虎隊の家臣・藤堂民部と戦った場所というものです。
吉田内匠はこの地蔵堂の陰から槍をもって飛び出し、
吉田内匠を襲ったが、返り討ちにされたといいます。
お地蔵さんは、磨耗が激しく、周りを塀で完全に
囲われてました。
(うっすらと顔が浮き出ているのですが、写真でわかりますでしょうか)
写真を撮影したのはすでに日が落ちる間際で、
あたりは暗く、お地蔵さんの陰に本当に誰かが潜んでいそうで、
思わずシャッターを押す手が震えてしまいました。
同時に、400年前の大坂の陣にまつわる伝承が、
こうして史跡として街に溶け込み、
かつ大切に保存されているところに
歴史の奥深さを感じた次第です。(永)