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2009年07月10日

岩本徹三、整備術練習生時代のノート

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現在、発売中の2009年8月号「岩本徹三と零戦」。

岩本自身が遺した空戦記録ノートの紹介がよかった…というお声を頂いております。

そこで、本誌に載せきれなかった情報として、
空戦記録ノートとは別のものとして、
岩本の整備術練習生時代のノートを紹介したいと思います。

岩本は操縦練習生として晴れて戦闘機乗りを目指す前、
一時、普通科整備術練習生として訓練を受けていました。

整備術練習生とは、航空機の整備術を学ぶ練習生です(←そのままですが)。

岩本が数えで19歳、ちょうど現代の大学1年生ぐらいの時のことでした。
さて写真は、当時の岩本の講義ノートです。

非常に丁寧にノートにまとめられており、空戦記録同様、
岩本の「緻密」で「真剣」な性格がうかがえましょう。

ノートを見る限り、講義の内容自体もレベルが高そうです。

戦前の日本海軍は、国力のなさを教育でカバーするかのように、
座学にたいへん力を入れていたそうです。

それが戦後、わが国がモノ作り大国として復活する原動力となったといっても、
どうして間違いでしょうか。

いずれにせよ、このノートに一人の勤勉な近代日本人の姿を見て、
ひそかに襟をただしたのでした。(永)