書籍
- 発売日
- 2000年02月21日
- 判 型
- 新書判
- ISBN
- 978-4-569-61012-2
犬の日本史
人間とともに歩んだ一万年の物語
著者 | 谷口研語著 《法政大学非常勤講師》 |
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主な著作 | 『地名の博物史』(PHP研究所) |
税込価格 | 726円(本体価格660円) |
内容 | 犬は平安京の掃除人。人を食べる犬がいた。犬と会話はできるか??縄文時代から現在まで、犬と人間社会との交流を歴史的に辿っていく。 |
洋の東西を問わず、人間にとって最も身近な存在であった犬。
犬が唯一の家畜であった縄文時代から、犬狩で追放された平安時代、「犬合わせ」すなわち闘犬が盛んであった鎌倉時代、犬追物がブームになった室町時代、南蛮犬が珍重された戦国時代、「犬公方」まで登場した江戸時代、軍用犬が初めて本格的に組織された近大まで、人間と歩んだ一万年の物語を時代に沿って明らかにしていく。さらに、「犬を食う人、人を食う犬」「海外からやってきた犬」「霊力・呪力・超能力をもつ犬」「犬の先祖は肉食獣」など、日本史上の犬にまつわるユニークなエピソードを多数掘り起こす。また、犬と人の共通の敵・狂犬病の歴史や、立耳・巻尾の理想的な日本在来犬の保存をめぐる話など、犬好きにとってこれだけは知っておきたい情報も満載。
犬との関係は日本人の自然観をも映し出すという視点から、上っ面のペットブームに終始しない、日本における犬と人間社会との交流を丹念に描き出す一冊。
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