国の常識は地方の非常識
発売日
2004年06月21日
判 型
四六判並製
ISBN
978-4-569-63745-7

志ある首長39人が本音で語る
国の常識は地方の非常識

著者 PHP研究所編
税込価格 1,320円(本体価格1,200円)
内容 三位一体改革から平成の大合併まで、国の政策は地方にどんな影響を与えているのか。現場を知る首長たちの直言に耳を傾けよ!



 名ばかりの「地方分権」、まやかしの「三位一体改革」、理念なき「平成の大合併」……地方の実情を無視した政策で日本はよくなるのか? 現場を知り尽くす辣腕首長39人が、国に対して歯に衣着せぬ「直言」を申し立てたのが本書である。北は北海道ニセコ町の逢坂誠二町長から、南は佐賀県多久市の横尾俊彦市長まで、いずれも一騎当千の首長たちが揃ったのが特徴。また、岩手県の増田寛也知事や宮城県の浅野史郎知事など官僚OBたちも国の問題点を明確に指摘している。圧巻は、岐阜県宮村、岡山県長船町など、合併によって名前が消えてしまう町村の首長たちの切実たる訴えだ。「三位一体改革は、地方切り捨て方式に他ならない」「国の無策を地方に転換するな」「東京一極集中が地方を死に追い込んでいる」など、地方の怒りが溢れている。本書は、いままで個別対応しかできなかった地方の首長たちが、ある意味でタックマッチを組んで国に挑んだ勇気の書でもある。