日本のものづくりは世界一
発売日
2006年09月15日
判 型
四六判上製
ISBN
978-4-569-65712-7

日本のものづくりは世界一
マスコミにもの申す

著者 唐津一著 《東海大学名誉教授》
主な著作 かけひきの科学』、『ビジネス難問の解き方』(PHP研究所)
税込価格 1,430円(本体価格1,300円)
内容 日本の問題点はマスコミにある。ミスリードで国民の足を引っ張りながら反省の色もない彼らの改善策を、ものづくりの視点から考察する。



 「日本の製造業は競争力を失いつつあるのではないか」「中国、韓国に追い越される日は近いのではないか」……。一部マスコミではそのような報道がなされている。それに対して著者は明快に答える。「日本経済を築いたのはものづくりであり、日本は依然として製造業大国である」「中国、韓国に追い越されることは、少なくとも今後十年はありえない」。

 著者の主張は正確なデータと長年の経験に裏打ちされたものである。一部マスコミでそれとは全く異なるような報道がなされてしまうのは、ひとえにマスコミの「思い込み」と「不勉強」に拠るものだと著者は主張する。古くはオイルショックのトイレットペーパー騒ぎ、最近ではデフレ=不況論議など、マスコミの予断に基づく世論のミスリーディングは後を絶たない。そのような状況に対して、正確なデータと失敗から学ぶ製造業の視点が欠かせないと著者はいう。ものづくり論の第一人者が、誰も報道しない「日本が勝ち続ける理由」を明かす。