竹中半兵衛と黒田官兵衛
発売日
2006年02月01日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-66590-0

竹中半兵衛と黒田官兵衛
秀吉に天下を取らせた二人の軍師

著者 嶋津義忠著 《作家》
主な著作 上杉鷹山』、『明智光秀』(PHP研究所)
税込価格 817円(本体価格743円)
内容 豊臣秀吉の天下取りは二人の軍師の存在なくして語れない! 竹中半兵衛と黒田官兵衛――認め合い、信頼し合った二人を描く力作長編小説。



 天正18年(1590)、豊臣秀吉は戦国乱世の時代に終止符を打ち、天下統一を成し遂げた。この偉業を支えた二人の名軍師が、竹中半兵衛重治と黒田官兵衛孝高である。

 わずかな手勢でやすやすと美濃・稲葉山城を盗り、そのあとで城を主に返して隠棲した無欲の天才・竹中半兵衛。秀吉が織田家臣団の中で台頭する時期、戦場における半兵衛の貢献は計り知れないほど大きかった。

 一方、播磨の国人に仕える一家老でありながら、天下への志を抱いた智謀と誠実の人・黒田官兵衛。本能寺の変に際して中国大返しを実現させ、官兵衛は秀吉に天下人への道を開いた。

 「二兵衛」と並び称された半兵衛と官兵衛は、置かれた環境は異なり、性格も正反対だった。にもかかわらず、互いの才を認め合い、相手を信頼し合って、秀吉の天下取りを補佐した。

 二人が抱き続けた志と友情は、今日の我々の胸を打つ「熱さ」を帯びている。不世出の軍師二人の人生を描いた力作長編小説。