「身近な科学」50のウソ
発売日
2011年12月01日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-67764-4

もうだまされない!
「身近な科学」50のウソ
原発、エネルギー、環境、健康知識のホント

著者 武田邦彦著 《中部大学教授》
主な著作 『偽善エコロジー』(幻冬舎新書)
税込価格 681円(本体価格619円)
内容 「100ミリシーベルトまでは安全」は本当か? 都合よく解釈されるデータのウラを読み解き、科学リテラシーを身につけるための入門書。



 あれほど安全といわれていた原発がなぜ崩壊したのか? 放射能が漏れても「ただちに影響がない」とはどのような意味だったのか? この国の政治家、学者、マスコミにだまされてはいけない! 彼らの嘘と無知の実態を知れば、世の中の見方が変わるはず。本書では、原発問題から地球温暖化、リサイクル、医学、健康雑学に至るまで、常識と思われていた科学情報の虚構を縦横無尽に斬る。たとえば、放射能について「年100ミリシーベルト以下なら大丈夫」といわれている。しかし、その科学的根拠には、まだ曖昧な点が残されているという。また、環境問題において、誰もが「レジ袋や割り箸は資源のムダ遣い」と思ってきた。しかし、それらは元から廃棄される石油や木材を利用しているだけであり、むしろ、レジ袋を廃止してエコバックを使うほうが、よほど環境に悪い、と著者は指摘する。思わず「えっ、ウソだったの?」と声をあげたくなる話が満載の科学読本である。

 文庫書き下ろし。