カラスの大研究
発売日
2000年03月16日
判 型
A5判上製
ISBN
978-4-569-68212-9

カラスの大研究
都会の悪者か  神さまの使いか

著者 国松俊英
関口シュン絵
主な著作 <作者・好評既刊>『最後のトキニッポニアニッポン』(金の星社)
税込価格 1,320円(本体価格1,200円)
内容 どちらかというときらわれ者のカラスは、実は大変にかしこい鳥なのです。カラスと人間とのかかわりをおもしろく描いた物語。



 本書は、人間の生活に昔からなじみの深いカラスをさまざまな面から研究したノンフィクションです。

 東京などの都会ではいまカラスをよく見かけますが、どちらかというときらわれ者といえるでしょう。生ゴミをあさり、食いちらかす。ツバメやカモなどの巣をおそうこともある。子育てのときには、人間をおそうことさえあります。

 しかし一方で、カラスはたいへんかしこい鳥でもあるのです。貝を空から舗装された道路におとして割って食べる。クルミを車にひかせて割って食べる。ニューカレドニア諸島には、ほそい棒をつかって木の穴のおくにいる虫をとって食べるカラスまでいるとのことです。そんなカラスは、日本でも外国でも、昔から神の使いともいわれ、おそれうやまわれてきました。

 数多くの写真とともに、カラスを通して環境問題から人間の歴史、文化まで考えさせてくれる一冊です。