月の大研究
発売日
2009年07月31日
判 型
A4判変型上製
ISBN
978-4-569-68975-3

いちばん近くてふしぎな星
月の大研究
すがた・動き・人とのかかわり

著者 縣秀彦監修 《国立天文台准教授》
主な著作 宇宙の進化がわかる事典』(PHP研究所)
税込価格 3,080円(本体価格2,800円)
内容 昼は130℃で夜は-170℃。自転と公転の周期が同じ。夏の満月は低く、冬の満月は高い。月のすがたと動きを写真とイラストで紹介。



 今からおよそ400年前の1609年、イタリアの科学者ガリレオ・ガリレイは、自作の望遠鏡で月を見ました。目に入ってきたクレーターだらけの月面は、想像をはるかに超えたものでした。それから360年後の1969年には、アポロ11号が人類初の有人月面着陸に成功しました。その後も月の探査は続けられ、2007年から2009年にかけては、日本の月探査機「かぐや」が、月の成り立ちや月の内部の解明に役立つ多くのデータを集めました。

 月は地球の4分の1強の大きさがあります。回っている惑星に対する大きさの比がこれほど大きな衛星はほかにありません。わたしたちにとっては見慣れた身近な天体ですが、じつはとてもめずらしいふしぎな天体なのです。本書では、月がどんな世界で、どんなすがたをしているのか、どのように誕生したのか、天体としてどのような動きをしているのか、などについて、写真とイラストでわかりやすく解説しています。