いのちを救う先端技術
発売日
2008年08月18日
判 型
新書判
ISBN
978-4-569-70115-8

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いのちを救う先端技術
医療機器はどこまで進化したのか

著者 久保田博南著 《医療機器開発コンサルタント》
主な著作 『科学のことば雑学事典』(講談社)
税込価格 792円(本体価格720円)
内容 心臓ペースメーカーやAEDなど医療機器はどこまで進化したのか。いまや心電図がケータイで確認できる時代に。技術開発をめぐる物語。



 新潟県中越地震の崖崩れ現場。土砂に埋まった車の中から微かな「生命の鼓動」が探知された。一人の子供の救出劇は、最新鋭機器シリウスの活躍によるものだった。バイタルサイン(生命兆候)をいかに確認し、病状や治療のゆくえを見極めるか。そのために、どのような医用工学が駆使されてきたのか。本書では、医療機器の開発に長年携わってきた著者が、その進化の歴史を辿りながら先端技術の数々を紹介する。医療機器は、十九世紀末から二十世紀にかけて大きく進化した。それは「X線」「血圧計」「心電図」の三大発見がきっかけであったという。その後、意識レベルを計る脳波モニタや、体内をのぞく内視鏡の開発等が進む。そして今では、カプセル式の内視鏡や心電図をケータイで確認できるようになった。また最近、地下鉄構内などの公共施設で目にするAED(自動体外式除細動器)についても、その仕組みを解説している。自分と大切な人の生命を守るためにも必読!