日本は原子爆弾をつくれるのか
発売日
2009年01月15日
判 型
新書判
ISBN
978-4-569-70644-3

日本は原子爆弾をつくれるのか

著者 山田克哉著 《物理学者》
主な著作 『原子爆弾』『量子力学のからくり』(以上講談社ブルーバックス)
税込価格 814円(本体価格740円)
内容 世界最先端の原子力技術をもつ日本は、核兵器を完成させるまで何年かかるのか? 核兵器の仕組みから作り方の実際までを詳説する。



 日本が核ミサイルを発射するまでいったい何年かかるのか?――日本は世界的にも高度な原子力技術をもっている。また、全国各地の原子力発電所から得られたプルトニウムは、長崎型原爆の5000発分にもなるという。ならば日本はいますぐ原爆をつくれそうに思えるが……。本書は、いま核兵器を開発するためには、どのような技術が要求されるのかを、できるだけ平易に説明するとともに、日本が原爆製造を外国の技術援助なしに一からはじめて、どれぐらいの時間がかかるのかを見通す。日本の原爆開発史、驚異的なマンハッタン計画についても論及した核の入門書である。

 第1章 放射能と放射線、第2章 原子爆弾の構造、第3章 日本の原子爆弾開発、第4章 兵器級プルトニウム、第5章 原子爆弾のつくり方、第6章 日本の核武装