会社は頭から腐る
発売日
2013年09月02日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-76020-9

会社は頭から腐る
企業再生の修羅場からの提言

著者 冨山和彦著 《経営共創基盤(IGPI)代表取締役CEO》
主な著作 『結果を出すリーダーはみな非情である』(ダイヤモンド社)
税込価格 713円(本体価格648円)
内容 一流の現場を持ちながら、経営は三流──。多くの日本企業が抱える「マネジメントの病理」に、企業再建のカリスマが鋭くメスを入れる!



 産業再生機構で41社の企業再生の陣頭指揮を執った著者。経営が悪化した企業に共通していたのは、「一流の現場を持ちながら、経営が三流だった」ということ。なぜ、「経営にふさわしくない人」がトップに選ばれてしまうのか、なぜこういう人たちを起用することが許される企業統治システムになってしまったのか。逆にどうすれば、しっかりしたリーダー、真の経営人材を育成・選抜できるのか──。

 日本企業の「病理」と長年格闘してきた著者がその処方箋を明快に綴った名著、待望の文庫化。

 「実は日本企業は今なお、強い現場を保有しています。それが、こうした状況の中でさえ、国際競争にしのぎを削ることができている理由です。ところが、困ったマネジメント、困ったエリート層が、社会や会社を『ゆでガエル』のようにじわじわとダメにしている。こうしたマネジメントの脆弱さが、現場にしわ寄せを与えようとしている。私には、そう映ります」(本書「プロローグ 経営医学序説」より)