「怒れない人」の心理
発売日
2013年06月03日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-76037-7

「怒れない人」の心理
隠された敵意は悩みとなって現れる

著者 加藤諦三著 《早稲田大学名誉教授》
主な著作 心の休ませ方』、『心の整理学』、『他人と上手くつきあえない人』(PHP研究所)
税込価格 628円(本体価格571円)
内容 人間関係に悩む人は、心の底に自身も気づいていない敵意があるのでは? 自分の中の「怒り」に気づき、解決する方法を心理学者が伝授する。



 自分のことをわかってもらえなくて悔しい。誰にでもいい顔をしようとつい無理をしてしまう自分が嫌いだ……。そんな怒りや憎しみを表現できずに「慢性的悩み症候群」に陥っていませんか?

 本書では、怒りや悩みをストレートに表現できない抑制型の人=怒れない人が、心の底に溜め込んだ「隠された敵意」に気づき、悩みを吐き出し、解消する方法を伝授する。

 「隠された敵意」は、厄介なことにさまざまに変装して私たちの日常生活に現れる。たとえば、惨めさを誇示する、猛烈に忙しく働く、辛さを延々と訴える、自己蔑視がひどい、慢性的疼痛やうつ病などの症状は、怒りや憎しみの間接的表現であることに気づこう。そして、無意識のうちに溜め込んだ敵意=心の借金を返すために、現実を受け入れ、不自然な努力をやめ、八方美人になるのをやめることで、心は軽くなるはずだ。

 過去を整理し、自分を認め、人間関係を好転させるヒントを心理学者が優しくアドバイスする。