「地形」で読み解く日本の合戦
発売日
2014年09月01日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-76227-2

「地形」で読み解く日本の合戦

著者 谷口研語著 《歴史研究家》
主な著作 『明智光秀』(洋泉社 歴史新書y)
税込価格 792円(本体価格720円)
内容 戦に勝つためには「地の利」を得て、敵の裏をかけ! 関ヶ原、桶狭間、天王山、人取橋……。「地形」から日本の合戦の謎を解き明かす。



 尾張平野を一望できる要害の小牧山をいち早く押さえて、天下取りへの野望を燃やす3倍の秀吉軍と互角以上に戦った徳川家康――。だが、その家康もかつて上洛を目指す武田信玄には、三方ケ原の台地を巧みに利用され、無様に敗走させられた“苦い経験”をもっていた。

 本書は「地の利」を活かして作戦を練り上げた“戦巧者たち”の駆け引きと、合戦の勝敗の舞台裏を「地形」「地名」から読み解いていく。

 「関ヶ原は『不破関』にちなむ――古代律令制の軍事施設」「瀬田橋の戦い――壬申の乱では『大津京』の最終防衛線」「沖田畷の戦い――『決戦』を急いで罠にかかった竜造寺軍」「山名の大合戦はすくない――賤ヶ岳の戦いも『陣取りゲーム』」「戸次川合戦――四国勢を崩壊させた仙石秀久の『独断専行』」など、古代から中世、戦国時代、幕末まで日本各地の合戦模様が鮮やかに甦る。

 一目瞭然の写真・地図資料も多数収録!

 『地形で読みとく合戦史』を改題。