学校では教えてくれない日本史の授業 謎の真相
発売日
2016年02月01日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-76485-6

学校では教えてくれない日本史の授業 謎の真相

著者 井沢元彦著 《作家》
主な著作 「誤解」の日本史』(PHP研究所)
税込価格 858円(本体価格780円)
内容 山本勘助は実在する。柿本人麻呂は処刑された――後世の歴史に真実を抹殺された人物を通して、歴史学者の新説を認めない姿勢を斬る!



 現代の常識では不可解に思える歴史的事件も、当時の価値観でみると全く違ったものになる。

 本書は、日本史に登場するさまざまな謎を、別の角度から読み解き、その真相に迫ろうというもの。柿本人麻呂はなぜ正史に登場しないのか? 道元の教えは一度滅んだ? 明智光秀の黒幕は誰なのか? 徳川幕府に「副将軍」という職はない!? 大久保利通と西郷隆盛はなぜ決別したのか? など、学校の授業では絶対に教えてもらえない14講義。

 理由のわからない事件があると、人間は、なんとしても納得したい欲望に駆られます。そしてあとでもっともらしい理屈づけをします。私はこれを「逆算の論理」とよんでいます。不可解な事件の原因をあとで推論する論理です。光秀謀反における怨恨説は、まさにこの逆算の論理の典型といってよいのです。(本文より抜粋)

 『歴史「謎」物語』を改題。