真田幸村は生きていた!
発売日
2016年02月01日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-76489-4

真田幸村は生きていた!
日本各地の「不死伝説」の謎に迫る

著者 川口素生著 《歴史研究家》
主な著作 太平洋戦争 海軍提督100選』(PHP研究所)
税込価格 836円(本体価格760円)
内容 大坂の陣の後も、真田幸村は生きていた!?――名族・細川家を頼った、銭の数ほどいた影武者など、日本各地に残る“不死伝説”を紹介。



 日本史の悲劇的な英雄にまつわる「不死伝説」。それは戦国武将の中で屈指の人気を誇る真田幸村についても、数々の伝説が残されている。

 絶望的な劣勢の大坂の陣で、天下人・家康を“あわや討死寸前”まで一度は追い詰めた幸村。ところが、疲労困憊の末のあっけない最期に、「幸村の首実検で用いられたのは“偽首”では?」という噂が絶えなかった。

 本書は、大坂の陣後に九州・四国・本州など日本各地に残された、幸村とその周辺人物(真田大助、豊臣秀頼・国松、淀殿、後藤又兵衛、明石全登、木村重成、長宗我部盛親……)たちの生存説の謎を追う。

 「埋葬場所が不明な幸村の首」「『真田の抜け穴』は三つあった?」「真田家の足軽がみた岩窟に棲む翁」「安房の山中に残る不死伝説」「大助が島原の乱で一揆方に加わった?」「秀頼生存説に対する江戸幕府の対応」など、大坂の陣の真の結末に迫る一冊。

 戦国最後の英雄はどこへ消えたのか?

 文庫書き下ろし。