大橋鎭子(しずこ)と花森安治(やすじ) 美しき日本人
発売日
2016年04月01日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-76533-4

大橋鎭子(しずこ)と花森安治(やすじ) 美しき日本人

著者 長尾剛著 《作家》
主な著作 広岡浅子 気高き生涯』(PHP研究所)
税込価格 682円(本体価格620円)
内容 2016年春から放送の朝のドラマのモチーフとなった大橋鎭子と花森安治の評伝。国民的雑誌を生み出した二人を戦後史・民衆史から読み解く。



 NHK朝の連続テレビ小説『とと姉ちゃん』のヒロインのモデルとなった、大橋鎭子(しずこ)。彼女とともに『暮しの手帖』を国民的雑誌に育て上げた天才編集者・花森安治。二人の魅力は、戦後の混乱期に、“庶民”としてたくましく、支え合い、人生を切り開いたことにありました。

 本書は、二人の激動の生涯を辿りつつ、新解釈でその実像に迫ります。小学五年生で父を失い、母と妹たちを支えるべく、家長として生きた鎭子。学生時代から編集者として才能を発揮しながらも、満洲出征など戦争の苦難を味わった安治。二人のすがすがしい生き方と、戦後の日本人の歩みが重なり合い、胸があつくなる一冊。