「名画の巨匠」謎解きガイド
発売日
2016年09月01日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-76598-3

「名画の巨匠」謎解きガイド
西洋絵画が物語る画家たちの「素顔」とは

著者 日本博学倶楽部著
主な著作 「世界の名画」謎解きガイド』(PHP研究所)
税込価格 770円(本体価格700円)
内容 ミレーが農民作家になった転機は? ゴッホの自画像にみる自殺の真相……など、名画の巨匠たちの未だ解けない謎をカラー満載でガイド!



 後期印象派の画家ポール・セザンヌは、「一個のリンゴでパリ中をあっと言わせたい」と語ったという。静物画を数多く残したセザンヌの代表作の1つ、「リンゴとオレンジ」にまつわるエピソードだ。

 世界の絵画史に残る名画の数々には、このように作品に込めた画家たちの人生や芸術への思いがある。本書は、ダ・ヴィンチ、フェルメールからマネ、モネやゴッホ、ムンクまで、巨匠と呼ばれた人々の人生エピソードを、それにまつわる名画とともに紹介する一冊。カラー満載で絵画の美しさを愉しみながら、鑑賞をより深くできる知識が凝縮されている。

 芸術の方向性への悩み、男女のもつれ、師弟・ライバル同士の相剋、クライアントとの意見対立など、巨匠たちの生き方は順風満帆とはいえない悩み多きものだった! ムンクの絵にはなぜ陰鬱なものが多いのか、ミレーが農村にばかりモチーフを求めた理由とは、など、一段と名画の世界を深く味わえます。

 文庫書き下ろし。