人は、いつ旅立ってもおかしくない
発売日
2016年09月01日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-76617-1

人は、いつ旅立ってもおかしくない

著者 枡野俊明著 《建功寺住職、庭園デザイナー》
主な著作 おだやかに、シンプルに生きる』(PHP研究所)
税込価格 682円(本体価格620円)
内容 深い悲しみのなかで、どう向き合えばいいのか――。禅の教えと著者のエピソードを交えて、「丁寧に生きること」を考える一冊。



 人は毎日生きていること前提で過ごしています。でも、本当は誰もがいつ旅立ってもおかしくありません。頭では理解できても、突然の死を受け入れられずにいる人、何年もかかって立ち直った人、悲しみから乗り越えたはずなのに、ふと喪失感に苛まれる人……愛する人に残された人たちに心安らぐお別れの心得を禅が教えてくれます。

 それぞれの人間に与えられた生死は、けっして逃れることのできない運命です。しかし、その運命や宿命を諦めなさいとお釈迦様はいっているのではありません。諦めるということでなく、その運命を静かに受け入れなさいと説いているのです。自分自身に与えられた運命や宿命を、まずは受け入れることです。(本書より)

 本書の構成――第一章 お別れとは何か/第二章 大切な人とのお別れが近いあなたへ/第三章 悲しみから立ち直れないあなたへ/第四章 愛する人が、あなたに教えてくれること

 『心がやすらぐ、お別れの心得』を改題。