奪われた古代の宝をめぐる争い
発売日
2011年06月22日
判 型
四六判上製
ISBN
978-4-569-79710-6

奪われた古代の宝をめぐる争い

著者 シャロン・ワックスマン著 《(ワックスマン)ジャーナリスト、(櫻井)翻訳家》
櫻井英里子
主な著作 <櫻井・好評既刊>『ザ・プーチン 戦慄の闇(共訳)』(阪急コミュニケーションズ)
税込価格 3,850円(本体価格3,500円)
内容 ナポレオン軍が持ち去ったロゼッタ・ストーン、パルテノンからはがされた大理石。これらを所蔵する美術館と出土国の間の争いとは?



 なぜ、ロゼッタ・ストーンは大英博物館にあるのか?

 大英博物館や、ルーヴル美術館、メトロポリタン美術館など、世界有数の美術館には、世界各地の古代美術品が収蔵されている。

 戦利品として持ち帰ったものもあれば、なかば詐欺のように出土国から持ち出されたものもあり、古代の宝を手に入れるために、ときには遺跡そのものを破壊することさえ厭わなかった。

 現在、エジプト、ギリシャ、トルコ、イタリアといった古代美術品の出土国は、美術館に対して美術品の返還要求を行っており、裁判にまでなっているケースもある。

 古代美術品はどのような経緯をへて美術館へとたどりついたのか。出土国と美術館、両者の間で、今、何が起こっており、古代美術品はどちらにあるべきなのか。

 豊富な取材で解き明かされたこととは…。