「思考の老化」をどう防ぐか
発売日
2011年09月15日
判 型
新書判並製
ISBN
978-4-569-79932-2

「思考の老化」をどう防ぐか

著者 和田秀樹著 《精神科医》
主な著作 「がまん」するから老化する』(PHP研究所)
税込価格 792円(本体価格720円)
内容 アイデアが出ない、頑固、すぐ決めつける……早い人は、30代から思考が老化していく。年齢に関係なく、脳の若々しさを保つ秘訣とは?



 「最近、頭の回転が悪くなった」と自分で感じたことはないだろうか?

 昔のようにアイデアが出ない、頑固になった、すぐに答えを急ぐ、突発事態に弱くなった、気持ちの切り替えがうまくいかない……。

 だが、それは決してあなただけの症状ではない。創造性、ひらめき、問題発見力、感情のコントロールなど、脳で高度な知的活動を司る「前頭葉」は、実は人間の成長プロセスのなかで、もっとも遅く成熟し、もっとも早く衰える器官なのだ。そして多くの人は、40代の現役世代から思考は老化していく――。

 本書は、最新の老年精神医学の知見をもとに、「前頭葉の機能をIQで測ることはできない」「脳の動脈硬化が、思考の老化を加速させる」「自動思考――反射的に確信してしまう」「高齢者に増える『そうだったのか』思考の危険」など、知識社会を生き抜くための“脳のアンチエイジング”をやさしく解説する。

 年齢に関係なく、思考の若々しさを保つ秘訣とは?