なぜアメリカは日本に二発の原爆を落としたのか
発売日
2012年07月09日
判 型
四六判上製
ISBN
978-4-569-80680-8

なぜアメリカは日本に二発の原爆を落としたのか

著者 日高義樹著 《ハドソン研究所首席研究員》
主な著作 帝国の終焉』(PHP研究所)
税込価格 1,760円(本体価格1,600円)
内容 「戦争を早く終わらせるため」は、やはりウソだった。新たな記録の発掘と新証言をもとに、日本人が目を背けてきた真実を明らかにする。



 日本人が毎年の夏、半世紀以上にわたって「二度と原爆の過ちは犯しません」と祈りを捧げている間に、世界では核兵器を持つ国が増えている。そうしたなか、日本は平和憲法を維持し、核兵器を持たないと決め、原子力発電もやめようとしている。だが、それで本当に悲劇は繰り返されずに済むのだろうか。

 著者が日本に帰国すると、若い人々が口々に「理由のはっきりしない閉塞感に苛立っている」と述べ、日本国家に対する不信感を隠さないという。そこで著者は、本書の「まえがき」で、こう綴る。「日本はいまや原点に立ち戻り、国家と戦争、そして核について考えるべきときに来ている。日本が変わるには、考えたくないことでも考えなければならない」。

 アメリカは何を考えて大量殺戮兵器である原爆を製造したのか。なぜ日本に原爆を投下したのか。史上空前の無慈悲な仕打ちはどのように日本に加えられたのか。新たな記録の発掘と新証言をもとに、「真実」に迫る。