灰とダイヤモンド
発売日
2013年07月18日
判 型
四六判上製
ISBN
978-4-569-81337-0

灰とダイヤモンド
三宅高校野球部、復興へのプレイボール

著者 平山讓著 《作家》
主な著作 野球からの贈りもの』(PHP研究所)
税込価格 1,870円(本体価格1,700円)
内容 2000年、全島民が避難生活を余儀なくされた三宅島。島の高校の先生と生徒が、野球を支えに困難に立ち向かう姿を描いた真実の物語。



 あの日、三宅島は無人島になった。

 東日本大震災の11年前、災害で故郷を失いながらも、あきらめなかった監督と選手たちがいた――。

 伊豆諸島・三宅島(みやけじま)に、ただ1校だけある三宅高校の教師である山本政信(やまもとせいしん)は、部員数が少なく、大会出場すらままならない弱小野球部を率いていた。そんな彼らを、雄山(おやま)噴火という自然災害が襲う。この噴火により島民たちは、全島避難を余儀なくされ、2000年9月、島は無人島と化した。避難先となった都会での四年半にも及ぶ避難生活を乗り越え、5年ぶりに島から、夏の甲子園大会予選に挑む政信と三宅高校ナイン。島民の期待、選手たちの緊張も高まるなか、試合開始を告げるサイレンが高らかに鳴り響く……。

 名もなき監督と選手たちの戦いと帰島までをつづった感涙のノンフィクション。