渡部昇一、靖国を語る
発売日
2014年07月24日
判 型
四六判並製
ISBN
978-4-569-81946-4

渡部昇一、靖国を語る
日本が日本であるためのカギ

著者 渡部昇一著 《上智大学名誉教授》
主な著作 ゼロ戦と日本刀』(PHP研究所)
税込価格 1,540円(本体価格1,400円)
内容 「A級戦犯分祀論の嘘」「神道は日本文明の中核」「他国の宗教行為に介入するのはウェストファリア条約違反」……。靖国論の決定版!



 平成25年12月26日の安倍晋三首相の靖国参拝は、第二次安倍政権発足から1年の節目に当たる日だった。第一次政権時に参拝できなかったことを「痛恨の極み」と表明していた安倍首相は、雌伏ののち政権に復帰し、参拝を望んでいた遺族や国民との約束を果たした。

 中韓の反発は予想どおりだったが、それでも首相が参拝に踏み切ったのは、「中韓に譲歩したところで、関係改善に結びつかず」という、これまでの経験を踏まえた判断があったからだとされるが、その判断は正しかった。またアメリカが中韓への配慮から「失望」を表明したが、日米関係に亀裂を走らせるには至っていない。

 戦後教育下に育った日本人の多くが、特定アジア2カ国(中韓)から靖国神社について非難されると狼狽してきたのは嘆かわしいかぎりだが、その呪縛から解放されるときがきた。靖国神社は日本が「独立国」としてあり続けるための精神的支柱であることを説く、「靖国論」の決定版!