量子コンピューターが本当にすごい
発売日
2015年05月15日
判 型
新書判並製
ISBN
978-4-569-82498-7

量子コンピューターが本当にすごい
Google、NASAで実用が始まった“夢の計算機”

著者 竹内薫著 《サイエンスライター》
丸山篤史構成
主な著作 <竹内・主な著作>『素数はなぜ人を惹きつけるのか』(朝日新書)
税込価格 924円(本体価格840円)
内容 複数の計算を同時にこなす量子コンピューター。実現するのは遠い未来だったはずが、商業用マシンがグーグルで採用された。その実態とは?



 量子力学の原理を使って複数の計算を同時に行い、スパコンを圧倒的に凌ぐ計算能力を持つ量子コンピューター。少し前まで「実現は早くて21世紀後半」と目されていたが、2011年、カナダのD-Wave systems社が突然、量子コンピューターの発売を発表。当初はその真偽が疑問視されていたが、2013年にGoogle、NASAが導入を決定。この快挙、実は日本人が開発した「量子アニーリング」方式の賜(たまもの)であった。

 暗号を軽々と解き、航空機のバグを即座に見つけ、今後社会をがらりと変えていく夢の計算機。量子コンピューターの凄さを、文系も楽しめるように基礎の基礎から解説する。

 (目次より)第1章 そもそも、「計算する」ってどういうこと? 第2章 コンピューターとはなんだ? 第3章 コンピューターは、中で何をやっているのか? 第4章 量子ってなんだろう? 第5章 暗号――その華麗なる歴史 第6章 量子コンピューターって、なんだ? 第7章 D-Waveの衝撃!