高学歴社員が組織を滅ぼす
発売日
2015年06月01日
判 型
四六判並製
ISBN
978-4-569-82525-0

高学歴社員が組織を滅ぼす
「脆弱なマネジメント」と「暴走する現場」の失敗の法則

著者 上念司著 《経済評論家、株式会社「監査と分析」代表取締役》
主な著作 『経済で読み解く大東亜戦争』(ベストセラーズ)
税込価格 1,430円(本体価格1,300円)
内容 「こんなこと、あるある」と笑って読むうちに、やがて背筋が寒くなる事例を数多く紹介。日本の組織が失敗に陥る根本原因を描き尽くす!



 どうして「優秀」と呼ばれる社員、「高学歴」社員が、組織をダメにし、会社を潰してしまうのか?

 著者は、そのような組織を滅ぼす「高学歴社員」の特長を、次のように喝破する。

 1.とにかく「リスク回避」を優先する

 2.つねに「自己保身」を考える

 3.「世間のヒエラルキー」ばかりを重視する

 4.「格上」の人間にはおもねり、身内に甘い

 5.「格下」の人間には極めて冷淡

 こんな身勝手な人間たちが、次々と地獄絵図を作り上げていってしまうのだ。

 たとえば…。

 ○何も考えず、ただひたすら「対昨年比」で無理な計画を要求するので、現場が疲弊の極みとなる

 ○半人前の管理職を量産するだけの人事ローテーションで、利益を生み出せぬ「情報弱者」の経営陣ばかり育て上げる。

 ○成果主義の誤ったインセンティブ設計で、モラルダウンと不正ばかりが横行する。

 ○本来、日本の「現場」は優秀なのに、あまりに「脆弱なマネジメント」にブチ切れて、やがて反乱へと至る……。

 「あるある」と笑いつつ、やがて背筋が寒くなり、目からウロコが落ちて、そして最後に勇気が湧いてくる「最強の組織論」!

 【内容一部抜粋】

 ◆優秀な人材が集まるはずの名門企業がしでかす驚くべき不祥事

 ◆プロフェッショナルな病院で言われる「TKKに気をつけろ」

 ◆「真の不確実性」に不断に挑まねば滅びるのみだと気づかぬバカ

 ◆デフレは続くと予想した「すき家」が直面したアルバイト大量離脱

 ◆大塚家具の父娘ゲンカは「脆弱なマネジメント」のヒントに満ちている

 ◆人とケンカをしたくないというヘタレた根性が、正しい結論を捻じ曲げる

 ◆現場の「被害者意識」が「加害者意識」へと転換されてしまうとき

 ◆変化に気づかぬ人たちに決定的に欠けているのは責任感だ

 ◆組織から抜け出すために転職をしても、資格やスキルを身につけても……