ネオ東京裁判
発売日
2015年07月21日
判 型
四六判並製
ISBN
978-4-569-82583-0

説教ストロガノフ
ネオ東京裁判
掟破りの逆15年戦争

著者 上念司≪経済評論家≫/倉山満≪憲政史研究者≫著
主な著作 かくも根深い「政治の劣化」を叱る!』(PHP研究所)
税込価格 1,540円(本体価格1,400円)
内容 連合軍の手で一方的に「戦争責任者」を裁かれた敗戦日本。しかし、本当の敗戦責任者は誰だったのか? 一刀両断にすべてを解き明かす。



 「東京裁判史観」の過ちが言われて久しい。だが、日本人は自らの手で、あの戦争の真の「敗戦責任者」が誰か、自己総括してきただろうか?

 本書では、誰が本当の「日本の敗戦責任者」だったのかを、ポツダム宣言から満洲事変までを順次遡る「逆15年戦争」で検証していく。どこが「ポイント・オブ・ノーリターン」だったのか。何をどうすれば、敗戦に至らずに済んだのか。どの段階で、どのような決断が必要だったのか――。

 浮かび上がってくるのは、

 (1)対外関係よりも身内の事情を優先する

 (2)大局観がないので、一貫した戦略などあるはずがない

 (3)失敗しても真の責任者は決して処罰されない

 (4)下手に現場が優秀なので、どんな無茶苦茶な命令でもこなすが、さらに無茶苦茶な命令が出され、戦略は最終的に破綻する

 ……という姿である。では、誰がそういう状況に日本を追いやったのか。

 当時の国際状況と国内状況を踏まえつつ、大胆な議論を展開。日本の「失敗の本質」を明らかにする。