「お金」と「経済」の法則は歴史から学べ!
発売日
2016年05月24日
判 型
四六判並製
ISBN
978-4-569-83052-0

「お金」と「経済」の法則は歴史から学べ!

著者 渡邉哲也著 《作家、経済評論家》
主な著作 『戦争へ突入する世界 大激変する日本経済』(徳間書店)
税込価格 1,430円(本体価格1,300円)
内容 近年の原油安やデフレも、「悪貨は良貨を駆逐する」という言葉に帰着する? 「お金」と「経済」の法則を、歴史を辿りながら解説。



 2000年代後半より、欧米経済、アジア経済の危機を見事に予見・的中させてきた新進気鋭の著者。また、2015年8月に出版した著書『日本人が知らない世界の「お金」の流れ』(PHP研究所)の中では「タックス・ヘイブン(租税回避地)を利用して税金の支払いを逃れてきたグローバル企業に批判が集まる」と解説しており、今般の「パナマ文書」問題を言い当てている。

 なぜ著者は、「お金」と「経済」の流れが見えるのか? 著者は、こう語る。「経済とは歴史。経済学は未来予測の学問ではなくて経済学史で、基本的には慣習法(経済法則)である」

 たとえば日本には、「損して得取れ」「安物買いの銭失い」などのことわざがあるが、これも慣習法=経済法則とのこと。また近年の原油安やデフレも、16世紀のイギリス国王財政顧問トーマス・グレーシャスが発した「悪貨は良貨を駆逐する」に帰着するという。他にも歴史を遡りながら、その法則を易しく解説。