トランプ時代の日米新ルール
発売日
2017年06月15日
判 型
新書判並製
ISBN
978-4-569-83620-1

トランプ時代の日米新ルール

著者 薮中三十二著 《元外務省事務次官》
主な著作 『国家の命運』(新潮新書)
税込価格 946円(本体価格860円)
内容 常識破りのトランプ体制が確立、アーミテージ・ナイレポートが日米関係を左右した時代は過ぎ去った。現状を分析し日本の針路を示す。



 アメリカ・ファーストを掲げるトランプ大統領の就任以降、日米関係の構造は変わった。全て自分本位、そして「反オバマ」なのがトランプ流。これまでリチャード・アーミテージ氏とジョセフ・ナイ教授が作成したレポートが日本の政策に大きな影響を与えていたが、今後日本はトランプ氏やペンス副大統領との関係を維持しつつ、新たな指針を掲げなければならない。

 かつて日米貿易問題や六カ国協議を担当、誰よりもアメリカを知る元外務省事務次官が、当時の経験からの教訓も交えながら日米や世界の情勢を読み解く。特に北朝鮮問題については詳述し、日本人に知っておいてもらいたい情報を提供する。

 【目次より】
●ホワイトハウスの権力者たちの興亡 
●トランプ流喧嘩作法 
●麻生・ペンス協議メカニズム 
●一九九〇年日米経済摩擦に学ぶ 
●トランプ政権に対北朝鮮戦略はあるか? 
●なぜ六者会合は失敗したか? 
●アメリカ頼みの一本足打法からの脱却 ほか