大阪人と日本人
発売日
2001年04月02日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-57541-4

大阪人と日本人
マナーから人生観まで、違いのすべてを徹底検証

著者 藤本義一
丹波 元
税込価格 628円(本体価格571円)
内容 なにかと個性が強い大阪人。大阪人はひょっとして外国人では? 慣習やマナーから価値観、人生観まで、その個性の源を徹底分析する。



 「イラチで緩速歩行恐怖症」「権威嫌いの目立ちたがり」「愚太郎亭主にしっかり者女房」「学歴無視だが教育熱心」「美学より実利」……大阪人はどうも一般的日本人の気質とは違うようである。ひょっとして大阪人は外国人? 本書はこの疑問から生まれた。著者の藤本義一氏は自身を「大阪国籍」で生きていると言い、丹波元氏は「日系大阪人」であると理解すれば納得でき、「治外法権」的な土地と表現する。そんな大阪と大阪人を、本書は慣習やマナーから、価値観・人生観にいたるまで、一般的日本人(その代表は東京人)と徹底比較し、分析するものである。

 構成は「性格・タイプ」「ビジネス・金銭感覚」「言語感覚」「男と女」「食文化」「人生観と価値観」「風俗と文化」の七章立て。それぞれに歴史的な背景から、今日のさまざまな生活データを分析し、比較論を展開している。読んで楽しく、またビジネスや転勤等にも生かせる、大阪研究の決定版である。