脱「中央集権」国家論
発売日
2002年09月18日
判 型
四六判上製
ISBN
978-4-569-62428-0

脱「中央集権」国家論
地域主権をいかに創造するか

著者 江口克彦著 《PHP研究所副社長》
主な著作 上司の哲学』、『成功の法則』(PHP研究所)
税込価格 1,540円(本体価格1,400円)
内容 日本の危機を回避する方法は、中央集権から脱却し政治や行政の生産性を高めることしかない。地域主権への最終構想を具体的に提示する。



 日本の混迷・混乱は、中央集権すなわち「社会主義」的体質によるものであり、この社会主義国家・日本を改革しなければ、わが国に活力を甦らせることは不可能である。そのためには、今日の「富士山型政治構造」から「日本アルプス型政治構造」に変え、それぞれが自分の足で立つ自主独立型の地域主権・統治構造を構築していかなければならない。これこそが本来の構造改革ということである。

 こうした考えに立ち、まず「元気がない」日本をつくりだしている問題点を、「破綻寸前の日本の財政」「国はいかに自治体を支配しているか」「自治能力なき地方自治体」などの観点から分析している。そのうえで、地域に活力をもたらすための具体的な提案を行なっている。改革のスケジュールも、2003年に開始し2010年に「州府制」を確立するという具体的なものを、5つのステップに分けて提示している。最後に、巻末資料として「257府の行政区域例」を掲載する。