中国の本当の危なさを知らない日本人
発売日
2005年10月26日
判 型
四六判上製
ISBN
978-4-569-64495-0

中国の本当の危なさを知らない日本人

著者 柘植久慶著 《国際情勢・軍事評論家、作家》
主な著作 東京大津波』(PHP研究所)
税込価格 1,650円(本体価格1,500円)
内容 日本人は、経済発展の影にある中国の本当のアブナさを知らない! 現地取材で得たナマ情報をベースに中国の将来を大胆に読む。



 10月17日に小泉首相の靖国参拝が行なわれた。中国からは早速厳重な抗議があったが、今後またしばらくは日中関係のさらなる険悪化は避けられず、日本としては腫れ物に触るような外交が続きそうな気配である。日本側は経済界も、重要なビジネスパートナーである中国のご機嫌取りに躍起になることは確実だ。それもこれも、中国はこれからも経済成長を続け、アメリカを超える経済大国に進化するという言説にとらわれているからである。そんな国のご機嫌を損ねては日本の将来に関わるというわけだ。しかし、本書では、多くの現地情報を分析しながら、中国の成長はあと数年で停止し、国家としての崩壊期を迎えるという大胆な予測を行なう。面積や人口など、想像にあまる大きさが、日本人の中国幻想を深くしている。著者の見解を冷静に読めば、目からウロコが落ち、本当の、「危ない国」としての中国の実像が見えてくるだろう。日本人の目ざめを誘う力作書下ろし。