[図解]相対性理論と量子論
発売日
2006年05月24日
判 型
B6判並製
ISBN
978-4-569-64980-1

[図解]相対性理論と量子論

著者 佐藤勝彦監修 《東京大学大学院教授》
主な著作 [図解]相対性理論がみるみるわかる本』(PHP研究所)
税込価格 524円(本体価格476円)
内容 相対性理論と量子論は、ともに近代物理学のベースをつくり関連している理論。二つを一冊の本でわかりやすく解説する初めての試み。



 相対性理論と量子論は20世紀の科学を動かした2大理論。前者は時間と空間、光の速度について考え、宇宙の姿を解き明かす。一方、後者は原子や電子などミクロの世界を扱い、半導体部品やナノテクノロジーといった科学技術とも関係する。だが、両者の相性は悪く、アインシュタインは終生量子論に納得しなかったという。

 とはいえ、この宇宙全体の理論から微粒子の世界を扱う理論まで、さまざまな科学者が関わり、英知を闘わせたドラマがある。そこで、本書では、シャーロック・ホームズやモリアティ教授を登場させ、ストーリー仕立てで物理の2大理論を紹介した。また、内容の解説部分もQ&A方式でわかりやすくまとめ、数式を極力使わず、図やイラストで理解しやすいように工夫した。

 子どもから大人まで、2つの理論を1冊で楽しみながら概略をつかんでいただきたい。物理の入門書としてだけでなく、読み物としてもおすすめである。