人口減少の経済学
発売日
2001年12月12日
判 型
四六判上製
ISBN
978-4-569-61695-7

人口減少の経済学
少子高齢化がニッポンを救う!

著者 原田泰著 《財務省財務総合政策研究所次長》
主な著作 『1970年体制』(東洋経済新報社)
税込価格 1,650円(本体価格1,500円)
内容 人口減少社会が私たちを豊かで幸福にする!? 蔓延する日本衰退論の誤謬をただし、明るい日本の将来を大胆に予測、提言する書である。



 統計によると、日本の人口は2004年をピークに減少する。多くの人がこの状況に警鐘を鳴らしている。しかし、人口減少こそが豊かさの源であることは歴史が証明している。それなら、これから日本はさらに豊かになるのではないか。

 本書は、まず人口減少の意味を考える。我々の望みが国全体のパワーなら人口は重要だが、一人ひとりの豊かさを望むなら人口に意味はないのだ。豊かで、活気に満ちた社会実現のために必要な改革とは何かを明らかにすることで、バラ色の未来への途を示していく。

 目次より◎人口減少社会では、一人ひとりがもっと大事にされる ◎人口減少で生産性が上昇し、日本経済は発展する ◎働きたい女性・高齢者の参加で、日本経済は一層発展する ◎介護の充実・医療の効率化が豊かな高齢化社会をもたらす ◎年金改革で高齢社会のコストを下げる、など。

 根拠なき「日本衰亡論」の迷妄を断ち、繁栄へのニューパラダイムを示す新しい経済学である。