地名で読む京の町(下)
発売日
2003年06月16日
判 型
新書判
ISBN
978-4-569-62920-9

地名で読む京の町(下)
洛東・洛北・洛南編

著者 森谷尅久著 《武庫川女子大学生活環境学部教授》
主な著作 地名で読む京の町(上)』(PHP研究所)
税込価格 836円(本体価格760円)
内容 前編に続き、京都の歴史・文化を地名ごとにエピソードを交えて解説。「祗園」「鞍馬」「伏見」など、その由来がわかる京都案内決定版!!



 「六波羅」はもともと「ドクロ原」だった!? 「伏見」の名前は豊富な地下水に由来する!? 湧き水の濃厚甘美な味から「醍醐」という地名になった!?

 京都の地名からは、歴史と文化の面白さ、奥深さが浮かびあがる。本書は、平安京の成立以来、千二百年の営みが息づく地名や寺社の由来をたずね歩く。

 第1部では、天下人・秀吉による都市大改造と寺社文化の回復、近世における商業・産業の躍進と「観光の都」の創出、明治期の琵琶湖疏水開発や遷都1100年祭などの大事業、そして現代の京都までを概説。

 第2部では、円山、祗園、六波羅、清水、七条などの「洛東」、上賀茂、下鴨、聖護院、一乗寺、大原、鞍馬などの「洛北」、鳥羽、伏見、淀、醍醐などの「洛南」の地名を取り上げ、余すところなく解説。京都の魅力を再発見し、その歴史情緒を味わう。<上巻の主な内容>第1部…「やましろのくに」の誕生/政治都市の成立/宗教文化都市への変貌 第2部…洛中/洛西/洛外