どうする「理数力」崩壊
発売日
2004年03月19日
判 型
四六判上製
ISBN
978-4-569-63397-8

どうする「理数力」崩壊
子どもたちを「バカ」にし国を滅ぼす教育を許すな

著者 筒井勝美著
西村和雄著
松田良一著
主な著作 『分数ができない大学生(西村 共著)』(東洋経済新報社)
税込価格 1,760円(本体価格1,600円)
内容 日本の教育が危ない。ゆとり教育など、子どもをダメにする政策をすすめる文部科学省の独走を、今止めないかぎり日本はもうダメになる。



 ここ数年のあいだ、算数ができない大学生が増えてきたことは、著者・西村らの調査で周知の事実となった。しかも、それは文系の学生だけではなく理系の学生にもいえるようになった。さらには、小・中学生の学力低下もここ数年とくに顕著になってきた。著者・筒井の調査によれば、現在の中学生の数学力は35年間で40%も低下していることが判明した。

 科学技術立国として確固とした地位を築きあげた日本がこのままでは危ない。いやもう時はすでに遅しという状況までに追い込まれている。この責任を誰がとるのか。本書では、学力を崩壊させ、子どもたちをバカにし「生きる力」を奪う、「ゆとり教育」や文科省ら行政の失策を検証し明確にする。さらには昔といまの教科書を徹底比較、教科書での学習内容レベルがどれほど下げられているかについても検証する。またそれにとどまらず、学校教育が頼れないなかで親が家庭で子どもに何をなすべきかについて提案もする。