日本の曖昧(あいまい)力
発売日
2009年04月15日
判 型
新書判
ISBN
978-4-569-70829-4

日本の曖昧(あいまい)力
融合する文化が世界を動かす

著者 呉善花著 《拓殖大学教授》
主な著作 韓国人から見た北朝鮮』(PHP研究所)
税込価格 814円(本体価格740円)
内容 日本人は「あいまい」だからこそ成功した。その「あいまいさ」を生み出したものとは? 韓国人学者が「和」の文化の本質に迫る。



 日本人は「物事をはっきり言わない」「自主性がない」などと非難されることが多い。だが韓国出身の比較文化学者である著者はいう。むしろ曖昧だからこそ、日本は世界有数の安全で豊かな国になれたのだ。これからは世界全体に、調和がとれた人間関係、環境への順応性を生み出す「曖昧力」が求められる時代になるだろう。

 では、日本人の曖昧さはなぜ生まれたのか? 微妙な歪(ゆが)みを愛する美意識の源泉とは? 本書では日本文化、日本人の精神性の本質に迫り、以下のようなテーマをとりあげる。

 ◎日本人はなぜ旅に出るのか ◎「美の大国」日本はいかにして生まれたか ◎なぜ日本人は穏やかなのか ◎なぜ日本庭園にいると想像が膨らむのか ◎なぜ日本には武士が生まれたのか ◎天皇はいかにして日本社会に平等をもたらしたのかetc.

 拓殖大学で超人気の多国籍講義を紙上再現! 日本の強さと美しさの謎を明かす知的興奮の一冊。