やっぱり、人はわかりあえない
発売日
2009年07月15日
判 型
新書判
ISBN
978-4-569-77106-9

やっぱり、人はわかりあえない

著者 中島義道著 《(中島)哲学者、(小浜)批評家》
小浜逸郎
主な著作 「人間嫌い」のルール』(PHP研究所)
税込価格 792円(本体価格720円)
内容 「人生を半分降りた」哲学者と、「普通に生きる」批評家が遭遇。人づきあい、善悪、愛、幸福、死などをテーマに勝手なことを言い合う。



 こんなにわがままで深い対話があっただろうか!?

 “ならず者”の哲学者と“ふつう”を尊ぶ思想家。二十年にわたり論壇で異彩を放つ同世代の二人が、五年前に邂逅。「人間づきあい」「ものを書く理由」「善悪」「愛」「幸福」「未来と死」「哲学と人生」の7テーマで、殴り合いの往復書簡が始まった。

 そこで浮き彫りになった感受性と信念の明瞭な違い。「小浜さんの本を読むと、そのまともさにイライラします」「中島さんはワルぶってるけど、まともな常識人でしょ?」――どんなに言葉を尽くしても、人はわかりあえないものなのだ。そんな絶望的な存在だからこそ見えてくるものがある。

 【内容紹介】

 (第1書簡)他人との<正しい>つきあい方

 (第2書簡)なぜ、ものを書くのか?

 (第3書簡)善・悪とは何か?

 (第4書簡)愛すること、嫌うこと

 (第5書簡)幸せ? それとも不幸せ?

 (第6書簡)未来はない?

 (第7書簡)人生に哲学は必要か?