いのちの教室
発売日
2009年07月15日
判 型
B5判変型上製
ISBN
978-4-569-77148-9

いのちの教室
アフリカの大地が教えてくれたこと

著者 ライアル・ワトソン著 《(ワトソン)生命科学者、動物学者》
難波裕子
主な著作 <ワトソン・主な著作>『匂いの記憶』(光文社)
税込価格 1,320円(本体価格1,200円)
内容 アフリカで育った子供時代こそ、僕に生命の神秘と尊さを教えてくれた。世界的に有名な博物学者ライアル・ワトソンが綴った自伝的寓話。



 全世界で100万部を超えるベストセラー『スーパーネイチュア』の著者であり、テレビの科学番組プロデューサーとして日本でもおなじみのライアル・ワトソン。動物行動学、植物学、心理学など10の学位を持つ天才的な博物学者である。本書はそんな彼が幼年時代を過ごしたアフリカでの体験を綴った自伝的寓話。

 ズールー族の酋長と共に暮らし、自然の神秘を間近に体験するワトソン少年。どんな難局も英知で乗り切る祖母オウマやイボイノシシのフーバーとの交流を通じて、少年は太古から人間が持つ偉大な力や、自然の厳しい掟、生命の尊さを学んでいく。時に悲しく、時に恐ろしく、時におかしい話の展開に、読者は瞬く間に時空を超え、アフリカの大地に降り立った錯覚におちいるだろう。

 キース・ウエストの美しいイラストが随所に差し挟まれ、もともと子供向けに書かれた本ではあるが、大人でも十分楽しめ、また教えられる一冊である。