医者になる人に知っておいてほしいこと
発売日
2012年05月15日
判 型
新書判並製
ISBN
978-4-569-80050-9

医者になる人に知っておいてほしいこと

著者 渡邊剛著 《金沢大学附属病院心肺・総合外科教授》
税込価格 792円(本体価格720円)
内容 日本でも三指に入る心臓外科の名医が、医者になる方法を伝授。最先端のロボット手術をはじめ、これからの医療の世界を考える。



 医学部をめざす受験生が増えているという。毎年11万人以上の志願者が難関の医学部をめざしている。医師の収入は他の職業に比べて高く、社会的なステータスもある。本人はもちろん、親も医者という職業には魅力を感じているのだろう。そのため、医学部の偏差値は、国立大学はもとより私立大学でも軒並み高い。

 では、医者という職業はほんとうに魅力的なのだろうか。収入面や勤務実態はどうなっているのか。本書は、日本でも三指に入るといわれる心臓血管外科の現役医師が、本音で医者の仕事と医療のこれからを論じている。

 また、「学校名より実力重視に変わってきた」「どの大学でも教えてもらえることは同じ」「全国どこでも行くつもりなら、合格しやすくなる」など、先輩医師として、医者をめざす若い人たちにアドバイスする。

 本書を読んでから、改めて考えてみてはどうだろう。著者は「あなたはそれでも医者になりたいですか」と問い続けている。