書籍
- 発売日
- 2015年05月20日
- 判 型
- 四六判上製
- ISBN
- 978-4-569-82523-6
死の話をしよう
とりわけ、ジュニアとシニアのための哲学入門
著者 | 斎藤慶典著 《慶應大学文学部哲学科教授》 |
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主な著作 | 『中学生の君におくる哲学』(講談社) |
税込価格 | 1,870円(本体価格1,700円) |
内容 | ハイデッガー『存在と時間』、ジャンケレヴィッチ『死』などを手掛かりに、ジュニアとシニアのために、「死」について考える哲学入門書。 |
第一線で教鞭をとる哲学者の「死」に関する講義である。ジュニアとかかわることが多かった著者が、だれもが知っていてその本質を見極めることができない「死」という命題に取り組んでいる。第1章:なぜ、死が問題なのか――「哲学するとはなんだろう」と考える意味を説く。なぜ、どうしてという思いに何度も取り組むことが新たな世界をひらくことにつながるという、その重要性を明らかにする。第2章:死――その哲学的思索の流れの説明を説きながら、本質を明らかにさせる。「他人の死」を経験したとしても、「自分の死」とは違う。自分の死が身に降りかかるということは、自分自身のすべてを失うことにつながるからだ。死に遭遇したらリセットはできない。第3章:生――「人は必ず死ぬ」と認識することで、「生」の認識は変化する。「ない」と「ない」の間に「いま、ある」という生の存在。その奇跡に生きる意味がうまれるのだ。丁寧かつ清廉な哲学入門書!
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