「意識のしくみ」を科学する
発売日
2003年03月03日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-57912-2

「意識のしくみ」を科学する
記憶から恋愛、直感まで認知科学者がやさしく解説

著者 匠英一著 《認知科学者》
主な著作 「しぐさと心理」のウラ読み事典』(PHP研究所)
税込価格 692円(本体価格629円)
内容 人に恋をさせるホルモンとは? なぜ「顔は覚えているけど名前がでない」のか?――最新情報と共に「意識」と「脳」のシステムに迫る!



 人間は鏡を見ながら身づくろいをするけれど、鏡を見ながら毛づくろいをする動物はいない。なぜ、人間だけが「他人の目」を気にするのだろうか?

 本書は、自覚や認識、理解から記憶、思考まで、人間が持つ多様な「意識」のメカニズムを、最先端の認知科学研究に携わる著者が平易に解説する。脳のしくみとはたらきを明らかにするとともに、これまで「意識」しなかった行動や心理について、日常の具体例を挙げて科学的に分析した画期的な一冊。

 「-(ハイフン)をとると電話番号が覚えづらくなるのは、脳の“短期記憶”の容量オーバーが原因」「女性のほうが口が達者なのは、左右の脳機能をバランスよく使いこなしているから」「男性ホルモンが少なめの男性がモテる!」「日本人が保守的で、アメリカ人が大胆なワケ」「なぜ、夫の浮気は妻にバレるのか?」……など、科学が苦手な人にも興味津々の話題を満載。心のコントロールにもきっと役立つ!

 文庫書き下ろし。