日米・技術覇権の攻防
発売日
2000年02月21日
判 型
新書判
ISBN
978-4-569-60962-1

日米・技術覇権の攻防
IT時代の主役はだれか

著者 森谷正規著 《放送大学教授》
主な著作 『21世紀の技術と社会』(朝日選書)
税込価格 726円(本体価格660円)
内容 戦後、復興の起爆剤となり主要産業を牽引し、日本を経済大国へと導いた<技術力>。21世紀の日本の技術力は日本を再び繁栄へ誘えるか。



 かつて技術王国といわれた日本。しかし戦後の牽引役となった電機・自動車などの大量生産業が成熟期を迎え、90年代には、情報技術(IT)を核にベンチャー企業が急成長したアメリカが、再び世界をリードした。

 日本の<技術力>は本当に強いのか。なぜ、優れた技術開発力を駆使して経済を活性化できないのか。

 本書は、21世紀に、情報産業に加え、環境・バイオテクノロジーなどの新たな市場で、日本はいかにすれば持ち前の技術力を発揮できるかを検証していく。

 目次より
●高度成長で米国に追いつく??50?60年代 
●米国に追いついて技術強国になる??70?80年代 
●情報技術で米国に再び抜かれた??90年代 
●21世紀の技術進展 
●産業列国事情を読む 
●日本の技術力を発揮する新分野 
●技術力を発揮する方向と戦略 

 トランジスタからITへ至る技術覇権攻防の50年代をひもときながら、日米逆転の可能性を展望する一冊である。