「四季の行事」のおもてなし
発売日
2002年12月06日
判 型
新書判
ISBN
978-4-569-62576-8

「四季の行事」のおもてなし
和の心を暮らしに活かす「室礼(しつらい)」入門

著者 山本三千子著 《「室礼三千」主宰》
主な著作 『室礼十二ヶ月』(叢文社)
税込価格 1,045円(本体価格950円)
内容 お正月、節分、ひな祭り、端午の節供――日本の風土、歴史に根付いた年中行事を生活に取り込むことで、季節感のある生活を演出する一冊。



 お正月、節分、ひな祭り、端午の節供……。古来、日本人がもっていた目に見えないものと向き合い、そこに思いを馳せる豊かな感性から年中行事は生まれました。お正月に食べるお節料理。まめに暮らせますようにとの願いが込められた黒豆、子孫繁栄を表す数の子、腰が曲がるまでの長寿を願う海老……、一品一品にすべて意味があります。端午の節供に食べる柏餅。昔の人は、新芽が育つまで親葉が落ちない柏の木に、子を思う親の心を見ました。行事の意味を改めて見直せば、忘れかけていた心の豊かさを取り戻すことができます。

 「室礼」とは行事の心や季節をものに託してしつらえる和のおもてなし。床の間やちょっとしたスペースに季節の花や行事にまつわるものをしつらえて、和の心にふれ、四季折々の美しさを愛でるひと時を暮らしに取り入れてみませんか? 「室礼」は決して堅苦しく難しいものではありません。自由な発想で楽しみましょう。