首相が靖国参拝してどこが悪い!!
発売日
2005年08月01日
判 型
四六判並製
ISBN
978-4-569-64365-6

首相が靖国参拝してどこが悪い!!

著者 新田均著 《皇學館大学教授》
主な著作 日本を貶める人々』(PHP研究所)
税込価格 1,430円(本体価格1,300円)
内容 首相の靖国参拝中止を求める中国・韓国の思惑は何か。「A級戦犯分祀論」に正当性はあるか。巷間の疑問、諸説に対して、専門家が解説。



 今年(平成17年)の前半あたりから、竹島の領有権、歴史教科書、海底油田、日本の常任理事国入り等をめぐって、俄然、中国・韓国との外交が騒がしくなり、いつしか「首相の靖国参拝が問題の核心」とまで言われるようになった。「A級戦犯が合祀されている靖国神社に首相が参拝することは、戦争を美化し、軍国主義の復活につながる」とのことだが、もちろん、そのような主張に対して多くの日本人は首を傾げている。

 そもそも、首相の靖国参拝にこれほど文句をつけてくる中国・韓国の思惑とは何か。彼らが目の仇にする「A級戦犯」とは何か。その「A級戦犯」を分祀することに正当性、実現性はあるのか。先の世界大戦や東京裁判などについて、どう理解すればいいのか。中国や韓国の要求を受け入れて、首相が靖国参拝を中止した場合、次に何が起きるか――。

 「靖国問題」をめぐる巷間の疑問、諸説に対して、近代神社神道史の専門家が歴史をひもときながら解説。