上品な人、下品な人
発売日
2005年12月15日
判 型
新書判
ISBN
978-4-569-64726-5

上品な人、下品な人

著者 山崎武也著 《ビジネスコンサルタント》
主な著作 一流の仕事術』(PHP研究所)
税込価格 770円(本体価格700円)
内容 ちょっとした振る舞いや話し方などでわかる、その人の品位。いったい何が上品と下品にわけるのか。身近な例から説き明かす気品の秘密。



 集合写真では、いつもちゃっかり中央にいる。タクシーに同乗しても、料金は一切負担しない。仕事の責任は逃れて、手柄だけはしっかり奪う。会社の利益ばかり強調する。「自慢じゃないが……」と言って自慢する。「ちょっとだけ……」と言って平気でプライバシーを侵害する。偉い人に挨拶をする姿を周囲に見せつける。電車やレストランなど、人前で化粧をする。異性をジロジロみる。若者に説教をしたがる。取ってつけたような一点豪華主義ファッション。試食の「はしご」をする。フランス料理店で「おしぼり」を注文する。目一杯おしゃれをしても、足下で「はしたなさ」が露呈する。

 品よく振る舞っていても、つい、いつもの癖が出て、傍からは下品に映ってしまう。あなたの周りにもそんな「裸の王様」がいるだろう。

 本書は、ビジネスから恋愛まで、巷にあふれる無作法の実例を挙げつつ、気品ある振る舞い方を考察。人のふり見て我がふり直すための気品学。