神社の由来がわかる小事典
発売日
2007年07月13日
判 型
新書判
ISBN
978-4-569-69396-5

神社の由来がわかる小事典

著者 三橋健著 《國學院大學教授》
主な著作 神道の常識がわかる小事典』(PHP研究所)
税込価格 902円(本体価格820円)
内容 伊勢信仰から、熊野、稲荷、浅間など、神社と祭神の由来とは。玉串、おみくじ、拍手の意義とは。常識として知っておきたい日本の神様事典。



 現在わが国の神社総数は十一万余。そのうち、神社本庁管轄の宗教法人は約八万を数える。しかし、神社には二つとして同じものはない。「お稲荷様」「八幡様」「天神様」の名で親しまれる各神社も、祭神は同じだが、由来、祭り、建築物などはそれぞれ異なっている。日本人にとって八百万の神々とは何か。神社はいかに生活に溶け込んだのか──。本書では、その起源、御利益、社格の違いなどをわかりやすく解説する。なぜ「神社」を「杜(もり)」と呼ぶのか。「万葉集」では、神社の二文字を「もり」と読んでいるという。あるいは、「神宮」「神社」「大社」の違いを知っているだろうか。本来、「神宮」といえば皇祖神天照大神を祀る伊勢神宮だけを指す。そして「大社」とは、代表格の神を祀る神社のことである。さらに、「注連縄(しめなわ)」「堅魚木(かつおぎ)」「狛犬(こまいぬ)」とは何か。なぜお祭りで御神輿をかつぐのか……。神道学の碩学が、太古より伝わる神の道を解き明かす。